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update: 2008.10.15
Musician's Musician:音の達人 マイケル・ランドー(g)
音の達人!あえてそう呼びたくなるミュージシャン達がいる。目立ち過ぎず、あくまでもサポートをする側に立ち、アーチストにとってベストな音をリリースする音の達人たち。今なお数多くのアーチストに支持され続ける凄腕サポートミュージシャン達を特集する。
第一回目はアメリカでもっとも信頼のおけるミュージシャン/ギタリスト マイケル・ランドーにスポットを当てる。
                     
                                       MATARO(編集部)
   
  特集:MICHAEL LANDAU マイケル・ランドー(guitar)
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            < Introduction >
70年代後期、アメリカ西海岸ではいわゆる泥臭いウエストコーストサウンドが変化の兆しを迎えていた。BOZ SCAGGSに代表される洗練された都会的なサウンド、いわゆるAORサウンドや、「SATURDAY NIGHT FEVER」の大ヒット以降ディスコサウンド/ブラックミュージックが流行。STEELY DANはこぞって若手のJAZZ系ミュージシャンをアルバムに起用したことで、JAZZとROCKの橋渡しをし、そこからLARRY CARLTONなどのJAZZ/FUSIONブームが生まれた。さまざまなジャンルが生まれ、それを演奏するミュージシャンにも変化が現れ始めた。スタジオミュージシャンの台頭である。JAZZではSTUFFが、ROCKでは前記したBOZ SCAGGSのバックで注目されたSTEVE LUKATHER(g)を中心としたTOTOなどがデビュー。STEVEはTOTOの活動とスタジオミュージシャンとして活動の両立が難しくなり、ハイスクール時代のバンド仲間であるマイケル・ランドーにスタジオワークを依頼、ここからSTEVE、MICHALの2枚看板が生まれスタジオミュージシャンの黄金時代がスタートする。
時代はワンジャンルではなくオールマイティにプレイできる凄腕ミュージシャンを必要としていた。 
Biography
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マイケルランドーは1958年6月1日、LA生まれ。ジミ・ヘンドリックスのギターに触発されギターを弾くようになり、ハイ・スクール時代からスティーヴ・ルカサーらとバンドを結成。
1970年代終盤から本格的なプロ活動を始め、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンの娘ルイーズ・ゴフィンのバンドに参加しスタジオミュージシャンとしてのキャリアをスタート。
1980年頃からはBOZ SCAGGSのバンドにも参加、日本公演でもサポートギタリストとして来日、注目を集める。マイケルの人気が本格的に上昇したのは、1981年にデビューした「Maxus」へ正式参加したあたりから。Maxusはキーボード&ヴォーカルのジェイ・グラスカ、キーボードのロビー・ブキャナン他、LAのスタジオ・シーンで活躍する凄腕ミュージシャン5人による集団で、結局この1枚のみのアルバムリリースで解散してしまったが、今なお名盤として語り継がれている。
Maxusで一躍注目を浴びた後の、1980年代後期はまさにどのアルバムにも彼の参加クレジットが見て取れ、シカゴ「17」を始めとする一連のデヴィッド・フォスター・プロデュース作品やマイケル・オマーティアンからジョージ・デュークまであらゆるトップ・プロデューサーの作品に参加。スタジオミュージシャンブームで沸く日本でも尾崎亜美の「Air Kiss」から浜田麻里の一連の作品、そして矢沢永吉まで数え切れないほどののセッションに参加している。1990年代からはスタジオワークと平行して、自身のソロ/バンド活動も活発化。まずは自身の初ソロ作品となった「Tales From The Bulge」を発表。
LAのライヴハウス「Baked Poteto」を活動の拠点として、“バーニング・ウォーター”を結成。このグループはカルロス・ヴェガ(ドラムス)、実弟のテッド・ランドウ(ベース)、デヴィッド・フレイジー(ヴォーカル)という編成で93年にデビュー、日本でも人気を博した。
その後、マイケル、テッド、そして人気ベーシスト:エイブ・ラボリエルの息子、エイブ・ラボリエルJr.(ドラムス)で3ピース・ロック・バンド:The Raging Honkiesを結成。ジミ・ヘンドリックスを彷彿とするギタープレイで火花を散らし、ヴォーカルも担当していた。
また、デヴィッド・ガーフィールド(キーボード)を中心とするフュージョン系バンド:カリズマの正式メンバーとしても活躍STEVE LUKATHERが抜けた後の穴を見事に埋めた。
その後もソロ活動を続け、2000年には実に11年振りとなるソロ作「The Star Spangled Banner」、続いて、ベイクド・ポテトでのライヴ盤を自主レーベルからリリース。自らの活動の場と、スタジオミュージシャンの両立という、理想的な音楽活動を現在も続けている。
セッションプレイヤーとして、また卓越したギタリストとして多くプレイヤーに影響を与え、友人のSTEVE LUKATHERと並び称される存在となっている。そのLUKATHERはランドウを評して「世界一のギタリスト」との賞賛を送っている。
        GUITAR INSTRUMENT/SOUND
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自らもっとも影響を受けたアーチストの名前を「ジミ・ヘンドリックス」と豪語するように、トリッキーでワイルドな奏法を得意とする一方で、祖父(祖父は有名なサックスプレイヤー兼アレンジャーで、1930年代から40年代にBenny GoodmanやTommy Dorseyやその他ビッグバンドのリーダー達と仕事をしたと語っている)の影響からか?ウェイン・ショーターやジャコ・パストリアス、パット・メセニーなどJAZZ/FUSIONアーチストからも影響を強くうけている。1980年代初期のJONI MITCHELLとの共演で“空間”を大事にしたスペイシーなバッキングを確立。エフェクターの絶妙な使い方も彼の特徴の1つ。1980年代後半に巻き起こった「ラックエフェクター」ブームはまさしくみんながマイケルのように空間系ディストーションサウンドを出したがったためにおこった“現象”といえる。現在は68年製のフェンダー・ストラトキャスターなどを多用しているが、以前、彼が愛用したことで一躍有名になったギターが「TAYLER」というギターメーカーのもの。自身のシグネイチャーモデルも発売されていた。彼のチョイスするギターやアンプ、エフェクターの数々は、多くのギターリストの見本となり、現在でもその影響力は衰えていない。