今年カラヤン生誕100年ということで、カラヤンのアルバムが目白押しであるが、当時は人気絶頂の頃だったと思う。まさに指揮者という職業を花形みつるにしてしまった革命的人物である。子供からみても、「かっこよい」と感じたものだった。
くるみ割り人形は、もっとも良く聞いた組曲であるが、思えばバレエとして見たことは一度もない。これがバレエ組曲と言われてもピンと来ないのは、見ていないせいなのか、バレエにそもそも興味がないのか。だが、組曲としての面白さは天下一品である。様々なシーンを頭に描きながらうっとりして聴くことができるクラシックのポップスである。
ところで、カラヤン/ウイーンフィルの組み合わせ。好きな人はとことん好きでしょうけど、管楽器にちょっと詳しい私から一言伝えることができるのは、ウィーンフィルが使っている管楽器は他のオーケストラと違うのである。特にホルンは、ウインナ・ホルンという世界中でこのオーケストラしか使わない楽器があり、この音色がウイーンのサウンドの要になっていると解説する人も多い。実際に、ウインナ・ホルンを吹いたことがある私としては、この楽器で、モーツアルトのホルン協奏曲をどうやって吹けるのだろうか?と未だに感心するのである。