世界一有名なトランペッターと表現したらどうだろう?そして、彼の名前は知らなくても、歌声、まるで歌うように自由自在にトランペットを奏でる...そうかれは、Louis Daniel Armstrong(1901年 - 1971年)だ。
ジャズというジャンルを生み出す源流にいるアーティストの一人であり、その後のトランペッターの誰もが彼を敬愛した。
世界的に知られるようになるのは、このアルバムに収録されている「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」が大ヒットしたことによるもので、1967年である。日本では、幾つかの企業のコマーシャルソングにも使われた。
いわゆる天才であるが、天才でありながらこれほど愛された人もないだろう。それは、彼が超一流のエンターティナーであったこと、その愛くるしい出で立ち、笑顔、そして事実誠実な人であったからである。
彼はニューオリンズ生まれであり、その背景が彼の吹くサウンド、イントネーション、リズムに特徴を与えているし、実際、彼の音楽はどれもハッピーファンキーになる。
マイルス・デイビスが、「奴は喋りまでジャズになっている」と語った話は有名。
ルイのトレードマークになったセルマー製のバランスアクションのトランペットは、両手が添えられるピストンセクションが、重心にくるデザインである。これは理に適ったデザインだったが普及することはなかった。理由は推測だが、他の楽器から持ち替えが効かなかったのだろう。この意味を説明するのはちょっと難しいので止めておく。製造は、1933年。Selmer Louis Armstrong Special Trumpetで、ベースはセルマーのチャレンジャーだった。