去年は行けずじまいだった、ジェーン・モンハイトのブルーノート東京公演。今年は、五月の連休中の公演で、きっちりと予定をたてて訪れた。ブルーノート東京は、満席で300人を超えるのでちょっとしたホールなのだが、天井が高く、横長のホールステージは音響的にも良くまとまっていると思う。
ゲストは、アリーナと呼ぶ中央の客席の間をぬってステージへと向かうのでファンには堪らない演出となるし、運が良ければ握手もできる。さて、いつものようにステージ前に食事を済ませて、ほろ酔い加減でゲストを待つのだが、照明が落とされてインストルメントのメンバーが先に入場してくると、拍手で向かえることになる。のだが、ちょっと会場が静まりかえった。最後に入場するのは、もちろん、ジェーン・モンハイトなのだが、いつもならここで歓声があがり拍手喝采なのだが、ぴたっと静まりかえった。
私は、奥の席なので暗がりで何も見えなかったのだが、ステージに最後に上がってきたのは、あれ?誰なの?
彼女がジェーン・モンハイトであることを確信するには、最初の一曲を歌い終えるまでは要したのは、まるで別人のごとく巨漢であったためだ。このライブDVDを購入した人、これまでのアルバムを買った人は、絶世の美女と称えたくなる彼女の美貌と歌声にうっとりすると思うのだが、どうも、子供を儲けての結果らしい。
だが、彼女の歌声はその体格に支えられてますます磨きがかかったのは、不幸中の幸いなのか。もともと声楽家は太った方がよりリッチになると言われるが、まるで、サラかエラかといった彼女の体格は、今後とも維持し続けるのかそれとも元に戻ろうとするのか?公演中はそれが気になって仕方なかった。