チック・コリアといえば、「リターン・トゥ・フォーエヴァー」。だが、私にとってはそれほどインパクトのあるピアニストではない。なぜだろう?リッチー・バイラークがあまりに鮮烈だったからか。
ところで、紹介するチックの数少ない部類であるピアノトリオである「スーパー・トリオ」であるが、期待したCDが外れたときの悲しさとはこれほどのことか?という部類に入る。チックとガッドのコンビネーションも所有するアルバムはなかったりということで、なにやら、勝手に妄想にも似た期待をする。ところが、どんな妄想をしたかは本人の勝手なのだが、聞き始めたとたんに落胆する(何を期待していたんだか)。そんなわけで、このアルバムは最初に聴き終えることもなくお蔵入りしてしまう。
それから1年?なんとなく手にしてしまい、CDプレイヤーに。この夜は、とにかくピアノトリオが聴きたかった。それもあまり聞いてないものを。以前の印象も忘れ、聞き始めると、「うーむ、これはなかなかいい感じだ」となり、最後のスペインまでうっとりと聴いてしまった。なんとまあいい加減なものだ。しかしながら音楽の本質はこんなところにある。
だからアルバムを所有する醍醐味もあり、その日、その瞬間に、出会う音楽に酔うことができるのは、まさに人生と言っても大袈裟じゃないだろう。
本サイトにて新しくサービスされた、作詞、作曲、演奏者検索で、チック・コリア、スティーヴ・ガッドでand検索してみると、意外や意外、このふたり作品を残していることが解って、これも興味深い。